トモエの醤油蔵があるのは、札幌市の苗穂町(なえぼちょう)。湿度が少なく、水質の良い石狩川水系(豊平川)の天然伏流水が流れるこの地域は、醸造に適した条件が揃っているため、古くから麦酒や日本酒、味噌、醤油などの製造が行われてきました。良質な水に恵まれていることと、物資の集積拠点として苗穂駅があったため、明治時代から「モノづくりのまち」として栄え、現在も歴史を感じる風情ある建物が残っています。
大正7年から続く「赤レンガ造りの醤油蔵」は、今も現役。平成16年(2004年)に苗穂地区の工場・記念館群のひとつとして、《北海道遺産》に選定されました。
一世紀前から今日まで、恵みの水を活かし、同じ場所・建物、そして、ほぼ変わらぬ製法で醤油をつくり続けてきた、醤油蔵。
厳寒の時期がある札幌にあっても、外気の気温の変化を受けにくいレンガ造りの蔵だからこそ、安定して、美味しい醤油を醸造することができるのです。
明治24年から醤油を作り続けている福山醸造は、寒く厳しい北海道の大自然の中でそこに住む人達の開拓の歴史と共に育てられてきました。昔ながらの製法を生かし、時には先端技術を取り込み、今もひたすら北海道の醤油というものを目指し、美味しさと食べる楽しさを皆様のご家庭に届けられる様に日々努力を重ねています。苗穂の醤油工場には北海道の歴史と歩んだ佇まいがご覧いただけると思います。ぜひ一度工場見学においでください。
常務取締役 工場長 澤田 明夫
ご予約・お問い合わせ | 0120-120-280(土日祝日を除く9:00〜17:00) |
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実施期間 | 通年の月~金曜日 |
見学時間 | 要予約 10:00、13:00 ※10-11月は 9:00、10:30、13:00 |
休館日 | 土・日・祝祭日、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始(詳しくは、お問い合わせください) |
所要時間 | 約60分(事前説明 / 約20分、DVD鑑賞 / 約10分、醤油製造工程見学 / 約30分) |
見学受入人数 | 1~50名様まで ※9:00スタートのみ 5~50名様まで |
入館料 |
無料
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住所 | 北海道札幌市東区苗穂町2丁目4番1号 |
駐車場 | 大型バス2台、乗用車5台 |
交通アクセス | 電車 JR 函館本線 苗穂駅下車 北口より徒歩15分 バス 北海道中央バス『56 東雁来線』「北6条東17丁目」下車 |
ご来場にあたってのお願い |
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歴史ある醤油蔵で、醤油づくりのようすを間近に見ていただき、醤油を絞る工程では、香りも感じていただけます。ぜひお越しください。
蔵見学担当 小林 典幸
トモエの味噌蔵は、北海道のほぼ中央、大雪山系の峰々にほど近い旭川市にあります。
寒冷地として有名な旭川市ですが、盆地であるため、厳寒期にはマイナス20度を下回る反面、夏は30度を超える日も珍しくありません。
味噌の醸造には、気温や湿度が大きく影響します。仕込み時期は、雑菌が繁殖しにくい1月〜2月頃、厳寒の時期に仕込むのが良いとされ(寒仕込)、熟成期には高い気温になることが望ましいとされています。すべての製品ではありませんが、寒仕込を特徴とした味噌を醸造しております。
また、「川のまち」として知られる旭川市には、大雪山を源流域として、石狩川に流れ出る支流が多く存在しています。
水質の良い大雪山系の伏流水を仕込み水として使用し、寒暖差のある四季を通じて、じっくり熟成させることで、より味わい豊かな味噌に仕上がるのです。
現在、味噌蔵の見学は休止しております。
味噌造りに適した冷涼な気候と大雪山の伏流水を活かし、昭和47年からここ旭川で製造を始めました。日本の伝統食品である味噌・こうじの製造を通して、おいしさと健康で社会に貢献できる工場を目指しています。
古いながらもまだまだ新たな可能性のある発酵の技術に加え、作っている人間の五感も大切にして、社員ひとりひとりの創意工夫を活かせるモノづくり・商品開発をしていきたいと考えています。
取締役 工場長 大西 拓弥